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鯨紀行

旧ユーゴスラヴィア旅行 Day4(2012.05.02) part2

地図が無いのでどこをどう進んだのかは定かでないが、15:30頃にサラエヴォのバスターミナルへ到着。この頃にははっきりと風邪の症状が。

さっさと宿に駆け込みたいと思ったが、現地通貨(コンヴェルティビルナ・マルカ 1KM = 約55円)に両替しなければまず始まらない。ここで、当てにしていた郵便局や銀行がやっていないときた。ボスニアでは、5/1のメーデーに続いて5/2も休みらしい。これは知らなかった……。ユーロは持ってきていたので、トラムに乗れないかと思ったのだが、答えはNO。仕方なく、なんとか見つけ出したATMからクレジットカードを使って引き出す。

宿がある旧市街(バシチャルシア)へ向かうトラムを待っていたのだが、今度はこれがなかなか来ない。おかしいと思い別のトラム運転手に聞くと、「旧市街行きは今休みになってるから、途中でバスに乗るんだ!」とのこと。その後も、バス停で待っていると白人女性2人組に「英語話せる?」と声をかけられ、同じようなことを教えてもらえた。現地の人だったのだろうか。なんだろう、みんな親切だな。

旧市街の端で降り、予約していたホテル Pantion Stari Grad へ。ここはオススメという情報があったので3泊すべてを予約していたのだが、本当に良い宿だった。受付の対応も丁寧で、街中の情報も教えてくれる。何より部屋がキレイで熱いシャワーも勿論使える。これで1泊30ユーロとは……。体調が悪かったこともあり、この宿の快適さは大変助けになった。やはり宿はあまりケチらない方が良いのか。

すぐにシャワーを浴びてベッドに横になり、眠ったようなそうでもないような状態で30分ほど。少し気分が良くなってきたのと、空腹を覚えたので外へ繰り出してみた。


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旧市街は活気があり、人種、建築模様、店構えから売り物まで、とにかく多種多様。イスラム、カトリック、ユダヤが共存する都市。これぞまさにサラエヴォである、という感じだった。

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目に付くものすべてが珍しく、また、陽も傾き気持ちのいい風に吹かれながら旧市街を歩いていたら、体調はかなり回復してきた。こうなると早速夕飯にありつきたくなる。と、テラスではみんなが同じものを食べている。これはチェバピという、棒状のひき肉の炭火焼がピタに包まれている料理で、サラエヴォでも最もポピュラーな料理のようだ。

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早速頼む(6KM = 約360円)と、結構大きい。そして美味い! これはかなりオススメできる。付け合せのタマネギはなぜか生なので、ちょっとこれは苦手。ついでにサラダ(2KM = 約120円)と飲むヨーグルト(1KM = 約60円)を頼む。サラダはトマトと酢漬けのキャベツが結構大盛り。ヨーグルトは甘くなく塩味で、アイリャンと言われる。実はこれが旅の目的のひとつだったのだ。この食べ合わせ、なかなか日本ではできなかったので。現地ならではの料理を堪能し、ひとまず満足。

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9時頃になり、ようやく夕暮れの街並みをふらふら。明日はどうしようか考えながら、気分はすっかり元通りになりつつあった。
by whisp | 2012-05-11 00:09 |