人気ブログランキング | 話題のタグを見る

鯨紀行

旅先の食事

旅先の食事_c0005102_22301265.jpg
自分は、正直に言って味音痴では無いものの、そこまで細かい味わいが分かるわけではないと思っている。明らかに不味いものは不味いと思うが、突き抜けて美味いものというのは良く分からないことが多い。不味いとは思っても、まあこんなもの、と思って食べれてしまうし、基本的に食べれない食材も無いし。どこへ行っても、それこそマックやらコンビニやらでも問題は無いのだけれど。

旅行でどこかへ出かけた際、旅先ではなるべく普段食べないような、ちょっと変わったものや美味しい(と評判の)もの、その土地の名物などを食べるようにしている。もちろんその土地の風土と絡めて憶えておきたい、ということもあるが、変わった食べ物や味わい、つまり、いつもとは異なる味覚や嗅覚などを得たいと思っている。それは、旅の記憶をより強固なものにすると考えているから。

単なる視覚情報よりも、五感をフルに使った方が記憶に残りやすいのはご存知の通りだと思う。記憶はだんだん薄れていくけれども、ふとどこかで、あの時の味を、香りを感じたときに芋づる式に記憶が呼び起こされる。逆に、特定の香りによってそのときの光景をより鮮明に思い出したり。そういう効果を狙っていたりもする。この辺については、先日、とある写真家の方と会話した際に出てきた話題で、いろいろと納得する部分があった。

もちろん、単純に美味しいものを食べたいだけでもあるのだけれど。それが美味しかったら良いし、不味くても、それはそれで話のネタにもなるだろう。

そんなわけで、目下、春以降の旅行先と名物、名店を物色中なのであった。
春はまだか。
by whisp | 2013-02-04 22:34 | 日記