鯨紀行

カテゴリ:アイスランド( 10 )

オーロラの下で 2 -南アイスランド-

1回目の現地ツアーの後も、街中などからオーロラを見ることができたが、雲が多かったり街灯が眩しかったり。やはりしっかりと観測したいのなら郊外へ出る必要があるようだ。

アイスランド最終日の夜、生憎の空模様らしかったので少し迷いつつも、レイキャビクからの現地ツアーに参加した。北アイスランドと違ってかなりの大規模ツアーだ。バスが8台ほどにもなり、周囲を見まわすと日本人も何人かいるようだった。

この日はやはり天気が良くなく、かなりの距離を走りながら晴れている場所を探しているようだった。元々のツアー時間は22:00~25:00頃なのだが、しかし何とかオーロラを見せたいという意気込みなのか、25:00に観測地点に到着というスケジュールになった。

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その甲斐あってか、広い星空にオーロラがぼんやりと見える。先日のように強さや動きは無いが、確かにオーロラだ。カメラで撮影してみると、しっかりとその姿が確認できた。

ふと、周りからこんな声が聞こえた「え、あれがオーロラ? これで見たって言えるのかな」「あ、カメラだとちゃんと映ってる」。本当に、それくらいぼんやりしたオーロラだったが、雲があまり無い分、前のツアーよりは全体がよく見える。

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そうこうするうちに、オーロラは段々と強さを増してくる。形は依然としてあまり動かない、海に漂っているようなオーロラだったが、それでも撮る絵ごとに不思議な姿を見せてくれた。

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やがて不思議な光も消え、後に残ったのは満点の星空。これはこれで素晴らしい景色だったが、やはりオーロラと星の共演が素晴らしかった。

最後の日にもしっかりとオーロラを見ることができ、素晴らしい満足感に包まれながら、日本への長い長い帰り道についたのだった。
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by whisp | 2013-11-06 20:25 | アイスランド

オーロラの下で -北アイスランド-

アイスランド旅行で一番見たかったもの、オーロラ。英語では Northern Lights と呼ぶらしい。

初めての土地で、見たことのないオーロラはどうやったら見れるのかと考えていたが、現地で夜に出発するツアーが幾つかあったので、それに参加した。

最初のツアーでは、街にいるときは雨だったので期待できなかったのだが、バスは出発。疲労もあり、どうせ見れないだろうとテンションが低かったのだが、しばらくすると「オーロラが見え始めたぞ!」という車内のアナウンス。一気にテンションが上がる。

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が、見えたのは「本当にあれがオーロラ?」というくらい、良くわからないものだった。雲間に何となく街の光のようなものが見えるだけ。正直ガッカリ。こんなものなのかと、とりあえず写真に収めた後でまた場所を移動。

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次の場所で暫く待っていると、またオーロラが見え始めた。先ほどよりもかなり鮮明に見えてくるが、雲が多い。「晴れろ晴れろ…」と思っていたら、段々と雲が少なくなってきた。と同時に、オーロラも段々と強くなってくるのが分かる。

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ここまでくればハッキリと分かるくらいのオーロラに、一同歓声を上げる。自分も凄い凄いと言いながら、夢中になってカメラのシャッターを切っていた。

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遠くに見えていたオーロラは、次第に天頂から降り注ぐような、見事なオーロラバーストに。風になびくカーテンのように、パタパタと激しく動く様子は、しかしすぐに弱まり、雲も出てきて見えなくなってしまった。

でも本当に見えたんだ、夢じゃなかったんだと、しきりにカメラを確認しては感動しっぱなしだった。わずか30分ほどの短い間だったけれど、宇宙からのワンタイム・ショーを見られた幸運に感謝。
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by whisp | 2013-11-05 20:20 | アイスランド

デティフォス(Dettifoss) - 北アイスランド

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ジープツアーで最後に訪れたデティフォスの滝。南アイスランドでも訪れた氷河、ヴァトナヨークトルから北側へ流れでた水が通る滝だ。

ヨーロッパ最大級の滝とのことだ。他の場所には無かった柵がここでは設置されていたのは、さすがにどこまでも近づけさせるというわけには危険すぎるからだろうか。その柵も、滝からの水しぶきが凍りつき、あたりを氷の世界に見せるのに一役買っていた。

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落差は40mほどあるのだが、どうにも写真では全体の迫力を伝えられず、自分の力量を思い知らされる。この滝はこれまでのどの滝とも全く違う次元の、質量というか、重厚さが備わっていた。それを伝える絵が撮れなかったのが残念だ。

とにかく圧巻というより他に無いが、大自然の迫力を見せつけられた。
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by whisp | 2013-10-28 21:16 | アイスランド

アルドエイヤルフォス(Aldeyjarfoss) - 北アイスランド

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アイスランドの道路にはFで始まる番号がついているものがあり、そこは4WDでしか通ることが許可されていない。そんな道を、さらに前日の雪が白く覆いつくし、ジープツアーでしか行けないような道のりとなった。雪に隠れて岩がゴロゴロしているような、少なくとも自分には到底走破できそうもないような悪路を、ツアーのドライバーは難なくこなしていく。


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そんな奥地にあるこの滝には、雪道を崖に向かって下っていクアプローチ。大量の水が流れ落ちる音は聞こえるが……というところから段々とその姿が現れてくるのがドラマチックだった。さらに石柱群と滝壺の深さなどもあり、力強い迫力と全体としての佇まいに見惚れる場所だった。
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by whisp | 2013-10-25 22:03 | アイスランド

ゴーザフォス(Goðafoss) - 北アイスランド

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神々の滝というゴーザフォスは、北アイスランドの中心であるアークレイリから車で1時間ほど。主要道路である国道1号のすぐ側にあるが、この北の果てまで来るひともそもそも多くなく、車通りはほとんど皆無なため、滝の水と風が吹きすさぶ音しか聞こえない。

この滝は、アイスランドがキリスト教に改宗することを決議した後に、判事がこの滝にヴァイキングの異教の神々の偶像を投げ込み、彼自身がキリスト教への信仰を誓ったという逸話がある。

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アイスランドは水の色が特徴的だった。氷河から流れ出た水は、日本の水と含有物が異なるのだろうか。かすかに緑色がかった深い青。周囲の荒涼とした草、白い雪の色ともあわさって、さらに寒々しい風景を見せてくれる色合いだった。
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by whisp | 2013-10-24 21:49 | アイスランド

スカフタフェットル国立公園(Skaftafell) - 南アイスランド

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アイスランド最大の氷河、ミルダルスヨークトルの麓にあるスカフタフェットル国立公園。溶岩で出来た岩が石柱のように削られており、その石柱群に囲まれた滝 Svartifoss は、翼を広げた怪鳥のよう。

ここ以外でも石柱群はアイスランドの様々な場所で見ることができ、地質的に特徴のある土地なのだろうと推測されることがしばしばあった。

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この滝までは45分ほどのハイキングコースとなっており、さらにその先に進むと氷河まで登ることができる。訪れたときはちょうど紅葉だったようで、低木ばかりではあるけれどもコース途中にはさまざまな樹々が綺麗に色づいていた。

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そういえば、ここを歩いている最中は不思議な香りが立ち込めていた。かしわ餅の葉のような、それに加えてニッキのようなスッとするような香り。どの木から香るのか色々と顔を近づけてみたものの、特定することができなかった。足元の苔からだったのだろうか。
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by whisp | 2013-10-22 22:01 | アイスランド

レイニスヒャットル(Reynisfjall) - 南アイスランド

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アイスランドの南端にある町、Vik の海岸沿いにはブラックサンドビーチが広がっている。火山灰によって砂浜は真っ黒に染まり、白い波とのコントラストが印象的な海岸だ。

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風が強いアイスランドらしく波しぶきがあたりを包み、明るい昼間でもぼんやりとした景色を見せる。海に浮かぶ奇岩がそびえる姿が、何でもないはずなのに随分と不気味だ。
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by whisp | 2013-10-20 20:18 | アイスランド

ヨークルスアゥルロゥン(Jökulsárlón) - 南アイスランド

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アイスランド最大の氷河、ヴァトナヨークトルの縁にある氷河湖。
溶けた氷河が悠然と浮かび、氷が軋む音が低く響き渡る。

白、黒、くすんだ青のみの凍てつく世界。
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by whisp | 2013-10-19 21:30 | アイスランド

スコゥガの滝(Skógafos) - 南アイスランド

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アイスランドの国道1号沿いに唐突に現れる大きな滝。

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脇道を上まで登ることができ、落差25mの真上からの眺望は圧巻だ。
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by whisp | 2013-10-18 21:00 | アイスランド

アイスランド旅行

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10月5日から8泊10日でアイスランドへ行ってきた。

何より見たかったのはオーロラ。
写真でこそいろいろな人のものを山と見ることができるが、実際にこの眼ではどう見えるのか確かめたかった。

そしてアイスランドの風景そのもの。
アイスランドのポストロック・バンド、シガーロスのDVDを見てからは特にその興味が惹かれるところとなった。
日本から見たら、同じ地球とは思えないほどの異質な大自然、荒涼とした風景、火と氷の国。

いつかは行ってみようと思っていたけれども、できればオーロラが活発な時期である2012年~2013年のうちに、と考えていた。オーロラは11年の周期的なピークがあり、タイミングを逃すと次は随分先になってしまう。

また、世界にはもっとオーロラで有名な場所があるが、自分はアイスランドを選んだ。見たい風景があったことが一番の理由だが、比較的環境が厳しく無い、ということも魅力的だった。例えば、有名なイエローナイフはマイナス20℃が当たり前の世界だが、アイスランドは0℃近辺。こういう環境面でも、アイスランドが一番選びやすい国だった。


さて、今回の旅程とその結果は……

羽田からイギリス経由でアイスランドへ、レイキャビクで一泊。
2日目はレンタカーで南海岸をひた走り、幾つかの滝を経て氷河の湖ヨークルスアゥルロゥンへ。
3日目は同じ道を引き返しながらスタカタフェットル国立公園、ブラックサンドビーチを見てまわる。
4日目、突如の豪雪に見まわれながらもなんとか車を帰し、航空機で北の町アークレイリへ。初にして最大級のオーロラに息をのむ。
5日目はアークレイリ周辺の氷雪地帯を巡るジープツアーに参加。迫力の大自然にのまれる。
6日目、7日目はアウスビールギの渓谷など、アークレイリ周辺を巡りながらゆったりと過ごす。
8日目、レイキャビクに戻り最後の日を過ごす。最後の夜に幸運なオーロラをこの眼におさめる。


結果的には、天気にも概ね恵まれ、見たかったものは全て見れた。レンタカーで雪から抜け出せなくなったときには焦ったが、翌日の景色は素晴らしい雪化粧となる。そして何より素晴らしいオーロラに巡り会えた。

今回の旅を一言でいうなら、とても幸運な旅だった。
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by whisp | 2013-10-17 22:39 | アイスランド