鯨紀行

カテゴリ:スコットランド( 25 )

スキャパ蒸留所

c0005102_22322457.jpg

蒸留所の目前に広がるスキャパ湾は、第一次世界大戦時にドイツの∪ボート41隻が沈められ、第二次世界大戦時には英国の戦艦も沈められた場所。現在も船の要所になっているようで、オークニーは昔から海洋基地として重要な役割を果たしてきたのだということが窺い知れる。

スキャパ蒸留所にはビジターセンターが無いとのことで、やはり見学はできなかったが、手前のスキャパ湾から建物を眺めることができた。真っ白な壁にSCAPAの文字は、遠くからでもよく目立つ。

訪れたのは夕暮れ時で、海岸にはランナーや家族連れが1組また1組と集まってきた。綺麗な夕焼けに輝くスキャパ湾は、昔の面影を見せることなくただ波が押し寄せるだけだった。

c0005102_2232524.jpg

[PR]
by whisp | 2012-10-30 22:33 | スコットランド

ハイランドパーク蒸留所

c0005102_2333187.jpg
オークニーでのハイライトはここ、ハイランドパーク蒸留所。自分が最も好きなウイスキーを作っている場所に、とうとう訪れることができた。

黒ずんだ石造りの建物は、蒸留所としてはかなり大きい。中心となる蒸留所からウェアハウスまで数多くの建物が立ち並んでおり、「北の巨人」と云われる通りの風格を持っていた。

今回は特別なツアーを申し込んであり、シニアガイドによる蒸留所の解説と、オフィシャル12~40年モノの試飲を楽しんだ。自分の他にはアメリカから来た男性と、英国はウェールズから来た男性の3人。ウェールズの方とは、カタコトながら英語で会話し、とても思い出深いツアーとなった。

c0005102_23373224.jpg
垂直テイスティングでは、若い方から順に味や香りを確かめていったが、25年から12年に戻ると、一気にニューポットっぽさが現れて、同じ蒸留所の酒とは思えないほどの差に驚いた。個人的には25年が特に香りが良く、全体のバランスで優れていると感じた。30年以上になると味は少し落ちてくる。次点で18年、値段を考えるとこちらがコスパが良いが、25年からは2段ほど落ちる気がした。

15時からのツアーも、終わってみれば17時をまわっていた。夕刻に向けて徐々にオレンジ色が増してくる光が、蒸留所のロゴを照らし輝いているのが印象的だった。


以下、写真を幾つか。

Read More...
[PR]
by whisp | 2012-10-29 23:46 | スコットランド

Ring of Brodgar

c0005102_21301155.jpg
Stanging Stones of Stennessからは目と鼻の先、Ring of Brodgarというストーンサークルは27個の石柱からなり、英国全体でも3番目の大きさを誇っている。

ストーンサークルということは、目的は季節の把握か祭事だろうか。紀元前2000年頃に造られたそうだが、この人造物が4000年前にもあったと考えると、奇妙な時間感覚を覚えた。

そんなことを考えつつ、写真を撮りながら歩いていたら、結局3周ほどまわってしまった。
[PR]
by whisp | 2012-10-27 21:30 | スコットランド

Standing Stones of Steness

c0005102_22225556.jpg
スコットランドの本島の北端からフェリーで1時間半、ついにオークニー諸島までやってきた。この島の位置は北緯59度、樺太よりも北に位置している。その割には気温は5~10℃程度で安定している。近くを流れるメキシコ暖流のおかげだそうだ。

フェリーが到着する港町ストロムネスから車で15分ほど走り、湖が見えてくるとその姿が遠くからでも見てとれた。Steness という場所にある Standing Stones、ストーンサークルの一種とのことだ。ここは多くの石が失われたようで、現在は7つほどが鎮座している。

早朝に立ち込めた厚い雲が、陽が昇るにつれて少しずつ晴れていく光景が、遺跡を一層幻想的なものにした。
[PR]
by whisp | 2012-10-26 22:24 | スコットランド

プルトニー蒸留所

c0005102_2346544.jpg
ブローラから75km、インヴァネスからは160kmの先にあるウィックの街。スコットランドの本土の中でも北の果てといった場所にある。その街中にあるのがプルトニー蒸留所。

ウィックの街はニシン漁などで栄えた街ということで、港に泊まる船やヨットが多い。また、これまで通ってきた街よりは比較的大きいように見受けられた。石造りの街の様子は、しかし吹き付ける風のせいか寒々しく、人通りもまばらだった。

ここでは見学ツアーに参加。内部の写真はNGだったが、あの一見変わったポットスチルを見ることができた。また、ウェアハウスの中に眠る1000樽のOld Pulteneyの原酒は圧巻だった。

また、念願のハンドボトルを手に入れることができた。樽から直接瓶詰めし、自分の名前を入れる。ようやくひとつ、蒸留所の思い出となる良いものを手に入れることができたことに感動。


c0005102_01268.jpg
その後は近くの海沿いへ。断崖絶壁が広がっており、その先にはもう北海が広がるだけ。遠くはなれたノルウェーまで何もない。強い風が常に吹き付けるところに、海鳥が身を寄せ合っているのが印象的な風景だった。
[PR]
by whisp | 2012-10-26 00:01 | スコットランド

クライヌリッシュ蒸留所

c0005102_23223079.jpg
インヴァネスから北へ90km。ブローラの街にあるクライヌリッシュ蒸留所。

このあたりまで来ると、もう街と街の間がかなり遠く、その間はひたすら牧草地といった風景が続く。クライヌリッシュ蒸留所は町外れにあり、その周囲も広々とした場所だった。

クライヌリッシュの名称とともに記されているのは、この地を治めていたサザーランド公爵家の紋であるワイルドキャット(山猫)。ビジターセンターに山猫の置物があったり、現行オフィシャルボトルのラベルにも描かれているなど、モチーフとして扱われているようだ。

すぐ隣には、閉鎖した姉妹蒸留所のブローラ蒸留所が建っていた。1983年に操業停止となったが、ウェアハウスはクライヌリッシュ蒸留所との兼用だったのだろうか、訪問時にも樽の出し入れを行なっていた。
[PR]
by whisp | 2012-10-25 23:33 | スコットランド

グレンモーレンジ蒸留所

c0005102_23443615.jpg
インヴァネスからA9で北上すること1時間弱。ティンの街の外れに見えてくるグレンモーレンジ蒸留所。
海が近く、周囲に広がる草原には羊がゆっくりと草を食んでいた。
[PR]
by whisp | 2012-10-24 23:50 | スコットランド

Isles Inn

スカイ島の中心ポートリーの街にあるバー兼民宿。賑わいがある雰囲気が良かったのと、料理が美味しかった。ただし量が半端無く多いため注意。

c0005102_22485960.jpg
サーモンの皿では、サーモンは普通に美味しいレベルだったが、付け合せのポテトがとんでもなく美味だった。「なぜか」ポテトが美味いのである。ポテトそのものがそこそこの甘さを持っているのと、塩加減が絶妙だったからかもしれない。



c0005102_2249255.jpg
スカイ島の料理は、イギリスでは珍しく、総じて美味かった。特にB&Bの朝食で出たキッパー(ニシンの燻製)が絶品で、「ちょっと信じられない」くらいだった。

イギリスの食事も侮れないな、と感じるスカイ島であった。
[PR]
by whisp | 2012-10-24 22:51 | スコットランド

Old Man of Storr

c0005102_23235345.jpg
スカイ島でも人気のウォーキングスポット、Old Man of Storr へ。Old Man というのは奇岩のこと全般を指すようで、スコットランド各地で見かける。

Storr へのウォーキングは片道1時間程度の初心者向けのもので、それ故に人も多く人気スポットであるようだ。ゴアテックスのレインウェアとウォーキングシューズがあれば特に問題ないレベルだった。

奇岩と広がる荒野の組み合わせは、「ワンダと巨像」の世界を彷彿とさせ、その風景の中を本当に自分が歩いているような、不思議な気持ちにさせてくれた。曇天が見せるくすんだ色合いも、実に素晴らしかった。
[PR]
by whisp | 2012-10-23 23:24 | スコットランド

タリスカー蒸留所

c0005102_0103635.jpg
スカイ島唯一の蒸留所であるタリスカー蒸留所は、目の前まで入り江が迫っている。実際に訪れて見てわかったのは、スカイ島の中でもかなり外れの方にあるということ。メインの通りからは外れた道を15分ほど走り、小さな集落を抜けた先にあった。

ツアーに参加したが、内部は写真撮影が禁止だった。残念。蒸留を行うポットスチルがあるスチルハウスは、輝く銅の色と、パイプの継ぎ目に濃い青色が映えていて、素晴らしい光景だった。スピリッツ・セイフの近くは焼酎のような香りで溢れていた。

立地条件的にはアイラ島の蒸留所、例えばボウモアなどに似た立地条件に思えるが、その味わいは、アイラほどは「潮っぽさ」が出ていない気がする。良く「舌の上で爆発するような」という表現が用いられるが、個人的には割りとナチュラルでバランス良くできている気がする。

ツアーガイド曰く、「ウイスキーを飲む際には、絶対に、絶対に、絶対に氷を入れてはいけない!」とのことだった。香りが閉じてしまい、味わいに奥行きがなくなるからだ。できればストレートか、少しの水を加える程度がよろしい。
c0005102_095367.jpg

[PR]
by whisp | 2012-10-23 00:10 | スコットランド